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kungsleden#12 day6 ヒゲ部活動記録1

5/02/2015


ついにアカウント入手してしまったヒゲメガネです。
Kungsleden6日目は前回記された通りの別行動でしたので、久々の単独行です。
この日はヴィスタス小屋を起点に日帰りで遠足です。

朝から珍客(ムース)をお迎えしたため出発が遅れてしまいましたが、
折角なので10時頃出発です。
まずは昨日の道を少し戻り、Marma小屋への分岐に戻ります。

 ここから14km、往復28km。
 行ける距離ですが、小屋番さんに教わった通りであれば

  1. 道は最初しかない。その先は地図とコンパスで!
  2. 登れるが、降りるのは危ないガレ場がある。
  3. ガスったら無理。
  4. 自己責任でね♪

と、 スリリングなご指導をいただきました。
山小屋で働いていた経験から、
こういうオススメには素直に従うと決めていますので、
時間と不安定な天気から考えても、
地図でも明らかな危険ポイント
登れるけど、降りれないかもしれない急坂はやめておこう。

 と決心。

さぁ、まずは標高差300mの登りと。。
樹林帯を一気に抜けていきます。
少し息が切れるこのカンジ・・・
平坦なトレイルをゆっくり歩いてる時には感じられない高揚感。
「コレ、コレ、コレがいいんだよ!」

昨日地図をみて、
この勾配を登り切って振り返ったら小屋前から見た景色が、
さらにいい展望で広がっていることを確信していたので、
道中そっち側だけは見ないように気を付けながらグイグイ登ります!

ハアハァハァ・・・ここまで来ればいいだろう。。
一人で盛り上がって・・・くるっ。。。!!!

from Vassaloamijavri

ホラ。。やっぱり。。。最高じゃん。

思考が止まる。風と自分の呼吸しか聞こえなくなる。
この瞬間がたまらなく好きです。
日常から離れる手段は人によって様々だと思いますが、
自分にはこれが一番だって言えます。

もっともっと先まで行きたくなり、さらに歩みを速めていきました。

 道はこんなカンジ。
Vassaloamijavri(ヴァサローム湖)までは
けっこう踏み跡あります。
たしかに霧が濃くなったら厳しくはあります。

看板はだいたい朽ち果てていて読めやしない。
そもそも読めたとして方向あっているのか?




たまに、
この王様の散歩道共通の登山道マークである
積み石のようなものも出てきますので、参考に。

天気がよければ最高の散歩コースですので、
ヴィスタスまでこれた方は是非挑戦を♪

トナカイの角も大きいのがいっぱいありました。



ベンケイソウ
どうみてもイワベンケイの仲間ですね。こっちのはてっぺんがオレンジ。

だんだん湖が近づいてきたころに、空がかげってきました。
こりゃ、急がなきゃなーなんて思いながら、我ながらいいペースですすんでいきます。
が、この少し先あたりからルートがはっきりしなくなってきます。
そして進行方向にははるか先までつづくガレ場が見えます。
この稜線をまたいで、向こうまで行けば氷河あるんだよなー、
なんて思っていたら、ふと目の前に
bones
・・・・
トナカイかな?
そこらじゅうに骨が散らばっています。
ここで死んだのか・・

ふと、なんで急いで歩いているのかわからなくなってきました。
近くの適当な岩に腰かけ、湖を眼下に水分とゼリーを摂取。

西の方から暗い雲が近づいている。
遠く遠くで雷の音。


。。
。。。

ここまでかな。。

なぜかそう思えました。
のこりの食料と水分も補給して、さぁ回れ右。

ゆっくりと元来た道を戻っていきます。
ふと振り返ると、こんなパノラマが  (写真じゃ伝わらないかな・・?)
Vistas
光と影のコントラストがすごい。。
急いで歩いちゃ勿体ない、勿体ない。

世界にはまだまだ感動できる景色がいっぱいある。
これからも、この足で行けるとこまで見に行きたいもんです。

ゴロゴロゴロォ。。。また遠くで雷の音。

さっきより近いかな・・?
雷雲の方角を眺めると低くどんよりした雲のすぐ下には山の頂があり、
氷河から滝が流れ落ちていく姿が目に入ります。

Glacier

ゆっくりとトナカイの角を探しながら、道なき道を下りていきます。
人っ子1人いない北のはずれ、どこを歩いてもいい自由、厚い雲の隙間から差す光線、
見たことのない景色だ。すべてに心が震える。

ここまで来れてよかった。妻に感謝。

いままで日本の登山道ばかりだったが、機会を見つけてまた海外トレイルに挑みたい。

明日からは街に向かって戻ることになるだろう。
あの峡谷を進んでいきたい気持ちは次回への憧れにとっておかなきゃな。


おみやげの角ももOK!

てか、取りすぎたな・・・

1本は戻しておこう・・・


結局雨も雷も大丈夫なまま小屋へ帰還。
外のベンチでご機嫌な妻。
まだ、昼過ぎだけど、ホントよい1日だったな!


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