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kungsleden#9 day5 其の壱

4/06/2015


前回の記事をアップしてからかなりの期間があいてしまいました。
この2か月いろいろあったのですが・・・
それはまたの機会に。
今回はKungsleden day5。
アレスヤーレ小屋からヴィスタス小屋までをご紹介します。



王様の散歩道5日目。
本日の目的地はヴィスタス小屋です。
(アレスヤーレ小屋からヴィスタス小屋まで18kmの距離です)

突然ですが、王様の散歩道を歩き始めてから私はずっとトナカイの角を探していました。
というのも事前に王様の散歩道には野生のトナカイの角が落ちているという情報があったからです。
日本の山では絶対に拾えないトナカイの角。
王様の散歩道を歩いた記念に何としても持って帰りたいと思っていました。
しかし、今までのルートは主要コースだったためか見つけられず・・・
今日から歩くコースはバリエーションコース。
もしかしたら、まだ残っているんじゃ・・・
二人で角っぽい雰囲気を嗅ぎ取る練習にと、小屋に飾られた角をクンクンして匂いを学習!
朝からやる気満々です!今日の私は犬並みさ!

さぁ、いい天気だ。
本来のルート、チュジャック峠に別れを告げ、いざ出発。
Morning

湖岸をしばらく歩くとサーミの集落を発見。
煙は出てなかったのでこの時期は使ってないのかな・・・?
bye bye Alesjaurestugorna

その後、湖の南側からゆるやかに登坂約45分。
一つ目の氷河湖に到着。
今までみた氷河湖はエメラルドグリーンでしたが、今回は深いブルー。
Bajip Cazajavri

かなり早いですが、景色がいいのでここでお昼休憩&水分補給をすることにしました。

本日のランチは「クスクス入りシャンピニオンスープ」
壮大な景色の中で食べるご飯は格別!!
景色に見とれてちょっと休憩しすぎてしまいました・・・
まだスタートしたばかり。頑張らなくては。
Bajip Cazajavri

この先はひたすらU字谷を進むコースです。
日本で谷の樹林帯を歩くのとは全然違います。
なんせ谷と言ってもフィヨルドの底を歩くわけですから、両サイドは大きく開けています。
稜線LOVEな私ですが、これはいいかも。。。

Visttasvaggi

しばらく進むと・・・
突然、ヒゲメガネが、クンクン、クンクン!!!
急に草むらへ・・・

しばらくするとワンワンとシッポをふりながら白い物を持って戻ってきました。

なんか骨っぽい??????

う~~~~ん????

あっっっっっ!!!!!

もしやト・ナ・カ・イ・の・角???

そうです!私たちが探していたトナカイの角です。
やったぁ~♪でかしたぞ~♪よーしよしよしよし!
あとで、ビーフジャーキーをあげようねぇ♪
今回のトレイルの裏目標達成!!

家では探し物が見つけられず怒られてばかりのヒゲメガネですが、こういう時はやる男です。
なんと2個も見つけてきました。
こんな特技があるとは・・・知らなかったよ。
さすが戌年生まれ。


私も負けてはいられません。

頑張って見つけなくては・・・・

そして、
私の探知機が反応!

行ってみると、
そこには使用済みのトイレットペーパーの残骸・・・
骨もトイレットペーパーも白いんだもん。
紛らわしすぎです。

私は結局1個も見つけられませんでした。。。








 そうこうしているうちに橋に到着です。
2個目の湖からだいたい1時間半ほどの所です。
川に下りることができるので休憩や自炊におススメです。
せっかくなので、雪溶けならぬ氷河溶け水を一杯。
汗ばんで熱くなった体に冷たい水が染み渡っていくのを感じます。

ぷはぁー!生きかえるぜぇ~!

↓橋から見た景色です。
Moarhmmajohka

ここからはターコイズブルー色した川沿いにフィヨルドの中心を進んで行きます。

左右の切り立った山肌にはその頂に掲げた氷河から流れでる無数の滝が線を描き、
地平線近くから差し込む日差しは目に映る景色を一段と輝かせます。

あぁ~♪これぞ夢に見た北極圏の夏だよ!まぶしいぜ!

写真では伝えきれない壮大な美しさを全身に感じることができました。
このルートは大当たり。今までで一番!

しかも、この辺は虫も少なくて最高!
Visttasvaggi

ところどころ草木の色が黄色がかっている場所もありました。
もう、ここには秋が近づいているのですねー。

あ、この辺りはワイルドキャンプにもおススメです。
ただ、雨降るとぬかるむかも。。。テント張った跡がところどころにあるのでソコで是非!
(橋からゆったり2時間ほど歩いたところ)

この先小屋までは山寄りになってガレてたり、湿地帯だったりでなかなかテント張りづらくなり
そのまま樹林帯になってしまいます。
how small we are

私はというと、どうしてもこの日は小屋で休みたかったので引き続き、
角を探しながらVistass小屋を目指し歩きました。

で、8時間たつと・・・私のザックはこうなってました。

大事なことなのでもう一度記しておきます。私は一つも見つけていません。
うちのオス犬はデキる子でした。。。恐るべし戌年生まれ。。

 ここまでくればもう少しで小屋です!
ふんばれ私!と頑張ってたのですが、
徐々に足に痛みを感じ始めどんどんペースダウン。。。
体調が戻ってないのに無理しすぎたか・・・・?
痛みがいつも以上に堪えてきて、一気に動けなくなってくる・・
そして、ついには心が折れる音が。。。ポキッ。

なんて、へなちょこな私。
無念ですが、見かねたヒゲメガネが私のザックを前に抱えダブルザックで歩いてくれました。

登山初めて今まで一度も誰かにザックを持ってもらったことなかったのに。。
たかが18kmが今の私は歩けないのか・・・体調管理は大事!

ヒゲメガネ君、腰や膝が痛いのに荷物を持ってくれてありがとう!!
Visttasjohka

空身になった私はやっと少しペースアップ。
小屋を目指して樹林帯を黙々と行くと、びっくり!ムースの親子に遭遇。
(私はトナカイだとこの記事を書くまで思っていてヒゲメガネ絶句!)
野生のトナカイ改めムースに遭えるなんて最高にラッキー☆☆☆

少し元気がでて、ザックをヒゲメガネから返してもらって再出発!
なんとわずか5分でヴィスタス小屋に到着。
17時頃ですが、もちろん明るい&この日の1番乗り!
無事に着いてよかった~~!!
ここにつけたのもヒゲメガネ君のおかげだよ。改めて御礼申し上げます。。。
ここがスウェーデンで最も美しいと言われる谷"Visttasvaggi"。

ウン、間違いない。ここぞ絶景。


長くなってしまったので、今回はこの辺で。。。
次回は、このヴィスタス小屋の夕日&Kungsledenお役立ち情報Vistas周辺版をお送りします。



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