今回はEinruhrのホテルから出発です。

出発前にちょっとした問題が発生しました。昼ごはんがないんです。

今までは当日朝にパンを買っていたので今回もその予定でした。しかし、朝の散歩でここEinruhrのパン屋が見つけられなかった！もちろんコンビニなんていう気の利いた日本最高！な店もありません。私の住んでいる町には右にも左にもいたる所にパン屋があるというのに…。まぁ、Einruhrにもあるはずなんでしょうが。。。「うん。とりあえずないな。」

まさか私のスーパークンクンでもパンの焼けるいい匂いがしないとは・・・こんなことは初めてです。ヒゲメガネも役立たずです。まったく君はなんのために戌年に産まれたのさ！

仕方なくホテルに戻り朝食で出されたパンを2個持っていって良いか？と一応ホテルの人に確認してその日の昼食をゲット。朝食付きにしておいてよかったｗもちろん交渉はヒゲメガネの担当です(←よくやった!!これからも頼むぞ。)

朝食後、身支度を済ませていざ出発。


いちおう今回もコースの高低差表などをご紹介です。

Etappe4.Einruhr~Gemundまでの21km、コースタイム6時間の道のりです。Aachenからアクセスする場合はバス停(Bushof)よりSB63もしくは68番のバスに乗ってEinruhrで下車。(2時間くらい)Aachen周辺のバス情報はこちら（ドイツ語）

素敵なEinruhrの町に別れを告げながら朝日で輝く静かな牧草地を進んでいきました。



ふぅ、太陽が眩しいぜ！！

日本よりも太陽の光が強いので目がしぱしぱします。んん～～やっぱりサングラスが欲しい！

以前より山用のサングラスを探してますが未だに似合うものが見つからず、これはどうだと試着するとヒゲメガネに笑われるます。私はとにかくサングラスが似合わないらしい。。。眩しいのを我慢するか、似合わないサングラスをかけ笑い者になるのを我慢するかの究極の選択に悩んでいます。

陰樹林と陽樹林の境になっている道も通りました。なかなか雰囲気がある道です。ヒゲメガネ曰く、「日の当たり方で生える木が違ってホニャラララ～」モチロンここでは省略します♪



しばらく行くと、アイフェル国立公園に入り湖に沿って進むことになりました。湖面に写り込むなだらかで美しい山容と黄色がかった太陽光が映画のようなヨーロッパの朝を彩ります。この湖の周りはサイクリングコースになっており、レンタル自転車でサイクリングを楽しんでいる方々ともたくさんすれ違いました。

このさきが本日１番の急登になるので、一休みしてスタンバイ～。



よしっ、張り切って登るぞ！

ヒゲメガネよ私に付いてこい！という勢いで登り始めました。

が、しかし・・・

あれれ？？登りってもう終わり？

日本の山の登りを想像していたのでちょっと拍子抜け…

地図を見て地形がイメージできるようにならなくては！！（←今後の目標）

にしても、いい眺めです。先ほどと違い湖の色も深い青に見えます。いい天気です。今日はぜったい楽しくなると信じられそうでした！



そのまま坂を登り終えると緯度が高いためかハイマツ地帯になり一気に視界が開けました。遠く彼方まで広がる緑の丘陵地帯と空の青、そして白い道がここが日本ではないことを再認識させてくれました。山バカなヒゲメガネが高山地帯っぽいと目をキラキラさせちゃってました。



ひんやりとした風が心地よく抜けていきましたが、木陰がなくなったため私は暑く感じてしまいましたので、出発時から着ていたハードシェルを脱ぎました。涼しくて気持ちいいなんて思ってましたが、しばらくすると汗で濡れている腰の部分が冷たくて不快になってきました。finetrackのフラッドラッシュRパワーメッシュ フィットブラは構造上、腰回りの汗は吸ってくれないので致し方ありませんが・・・。逆にブラの部分は全く冷えませんでした。

また、装備編でも取り上げようと思いますが、フラッドラッシュRパワーメッシュの威力はを体感できました。（というか、 フラッドラッシュRパワーメッシュブラタンクトップを買うべきだったんだ。。。）

まぁ、これくらいなら大丈夫だろうとそのまま進むと、なんか体が急に重くだるくなっていきました。

間違いなく汗冷えしているにもかかわらず、未経験だった私はそろそろしゃりバテかなーと考え、チョコレートを食べましたが改善せず。うへぇ～～なんじゃこりゃ～～

実はこの区間がEifelsteigで一番最高にキレイなエリアでヒゲメガネはテンションあがりまくってましたが、私はさがりまくってました。あとで写真見るとたしかにすごいんですが、楽しみきれませんでした。もったいない。。。



さらに体はだるくなりペースはダウン＆だうん・・・

自分の体に何が起きている？誰か教えて!でも、ヒゲメガネ聞くのはなんか癪だからヤダ！

そのうち寒気までしてきたので、とにかくハードシャルをもう一度着ました。

するとあら不思議、寒気がなくなり、体のだるさがなくなり、濡れていたシャツも乾いてました。

ここではじめて、あっ、これが汗冷えってやつかと気づきました。

元気になった私は一気にペースアップ！すると一面のタンポポ畑を発見。写真じゃ収まらない。。。こんなにたくさんのタンポポを見たことがないよ。。感激しました。誰もが小さい頃に夢見たお花畑がありました。



ここまでくればもう少しなのに目的地まで３kmの看板を発見したら、気が抜けて足が一気に重くなっちゃいました。

そんな自分の体力・気力のなさに少し落ち込み、とりあえず毎日筋トレをすることを強く誓いました。（今回のブログを書いてその誓いを思い出したというのが正しいかもしれませんｗ）まぁ、一人では続かないのでヒゲメガネも巻き込んで今日から筋トレ頑張ります！たぶん！

そして、ゴール！ご褒美はやっぱりビール！！まいう～でした♪



今回の反省点は、ずばり未だに汗冷えがわかっていなかったことでした。

まぁ、それはさておき、このEtappe.4はアイフェル国立公園の中心部を味わうことができるEifesteigでも屈指のステージです。近隣諸国からもわざわざ人が訪れる場所で日本にはない広大な風景が眼前に広がり、ヨーロッパらしいトレイルが味わえます。季節の移ろいも見応えがありそうなので個人的にもぜひ再訪したいです。



地図をクリックするとflickrで位置情報みれます。