, , ,

Kunsleden #14 Finale

6/14/2015

今回はKungsleden dy8。
振り返るとあっという間な8日間でしたが、今回でゴールを迎えます。
この日は疲れも重なったのか、なかなか起きられず、やっとこ8時に起床。
しかも、川の近くで夜間かなり冷え込んだためシングルウォールのテントは結露だらけ…
寝袋という温かぬくぬくインナーワールドから、外界に戻ってみると・・
おぉ・・寒い。寒すぎる。。。
すぐさま寝袋に逆戻りして、レッツ二度寝♪

結局9時ぐらいまでだらだらしてましたが、最後はヒゲメガネの喝で活動を開始です。

外に出てみると、どんよりとした曇り空。
いつもは太陽の光で照り輝く草木も今日は風にたなびくだけ。

foggy

ゴールは青空の下で、太陽に祝福を受けながらする予定だったのになぁ~
そんな私の心の声をKungsledenの神様が聞き届けてくれたのか、
荷造りを終え出発する頃には雲は彼方へ去り、青空が広がりはじめていました。
wanderland「ここに神はいた!」

すがすがしい気持ちで、歩きだします。
でも、今日でこの壮大な景色ともお別れ…

せっかくなのでたくさん写真に撮りたいところですが、
カメラの電池の残量がもうない・・・
ソーラー電池を持ってきたのでバッテリー問題からは解放されていたはずなのですが、
なんと今回持参のデジカメはUSBでもmicroUSBでも充電できない特殊な奴だった・・・
(ヒゲメガネ・・・詰めが甘いな・・・)
仕方がないので、脳内ハードディスクにこの景色をスクリーンショット!ショット!ショット!

ゆったりと日差しを浴びながら歩いていくと
後ろからさっそうと現れた南スウェーデン在住のご夫婦に声をかけられました。
(注:毎度のことですが、会話担当:ヒゲメガネ 相槌担当:私)

「ぺらぺ~ら、ぺらぺらぺーら」
「ぺらら!BOAT ぺぺらぺら、Nikkaluokata~ぺらら~ら!」

私にはわかりました。私の第六感が告げています。

『逃すな!チャンスだ!』

ヒゲメガネが通訳しようとこっちを向き、口を開こうとします。
何も聞かず、私は声高らかキメ顔で宣言しました。

「ヒゲメガネ、何もゆう必要はないぞ!あい、分かった!乗ると伝えよ!」

無駄に勝ち誇った私に念のため、ヒゲメガネが解説してくれました。
シックスセンスが囁いた通り、ニッカルオクタまで12kmの地点からボートが出ており
もうボートは予約しているから割り勘で一緒に乗らないかというお誘いでした。

ここから6~7km先にあるボート乗り場で15時までに合流することを約束し再度出発。
この景色の中を歩くのも残りわずかなので一歩一歩を堪能しながら進んでいきました。

途中でアレスヤーレの小屋で買った即席パスタでランチタイム!
お湯を注ぐだけの簡単パスタでしたが美味しかった~!
今日はコーヒータイムなしで先を急ぎます。

しばらく進むと、木の看板を発見。
そこにはボート乗り場への行き方、ボートを呼ぶための電話番号などの情報が書かれてありました。
その看板の指示通りにメインルートから脇道にそれて乗り場を目指します。
5分ほど歩くと、午前中に会ったご夫婦がすでに到着してました。
現在13時。
ボートは15時の予定でしたが、スウェーデン人の旦那さんが電話をしてボートの時間を早めるように連絡をしてくれました。
こんな僻地なのに携帯つながるなんてびっくり!!


4人で楽しく会話をしていると遠くから「ブーン」という音とともにボートが現れました。
「やったー!これでゴールできる。」と心の中で叫びながらボートに乗り込みます。
ボートからのすがすがしい風景は是非動画でご覧ください!


30分ほどでニッカルオクタのホテルに到着。
長かった?トレイルでしたが無事にゴールできました!
それにしてもホテル周辺は人・人・人!!
なんとこの日はフェールラーベン・クラシック(Fjällräven Classic)の開催期間でした。
このフェールラーベン・クラシックとは、参加者2000人が3日間8グループに分かれて
ニッカルオクタ小屋からアビスコまでの110kmを歩くトレッキングイベントです。
このニッカルオクタ小屋はレースのスタート地点であり、ゴールした日はイベント2日目!
そんなわけで、我々は大勢のオーディエンスが待つスタート地点に拍手喝采を浴びながら
ゴールをした気分だけ勝手に味わいました。
(もちろんひっそりと♪)
まぁ、とにかく大勢の人でごった返していました。
参加者は小学生くらいの子どもからおじいさいん、おばあさん、はたまた犬まで様々。
みんなテンション上げ上げでRolling StonesのStart Me Upをバックミュージックに
スタートしていきました。トレランしていく人もいれば、だらだらとまだ準備している人まで~。
今度は出てみたいなぁ~
(フェールラーベン・クラシックの公式ホームページはこちら

参加者を見送った私たちは約1週間ぶりのシャワーで身を清め、
二人ともケガなく元気にゴールできたことに感謝をしながらビール&コーラーで乾杯!!

「ぷふぁ~~~!!!ま・い・う~~!!」 

この日はここでテント泊をして翌日キルナ(Kiruna)までバスに乗り、その後夜行列車でストックホルムに向かいました。


今回でKungsleden特集は終了です。
なかなかブログをアップできず時間がかかってしまいすみませんでした。
今後、王様の散歩道に行かれる方のお役に少しでも立てば幸いです。


今回行けなかったスウェーデン最高峰のケブネカイゼは次回のお・た・の・し・み!!として近い将来?リベンジしようと思います。

絶対にリベンジするぞ!!待ってろよ、Kungsleden!!

その時までに私は英語の腕を磨きたいと思います。
頑張るぞ~!!

最後にヒゲメガネが動画を作成しました。
他の動画はさておき、これは本当によくできています。
ヒゲメガネよ、私のためによく頑張った。
画面の前のみなさん。
これを見ればあなたもきっと王様の散歩道に行きたくなるはず!!
一見の価値ありです。
是非高画質でご覧ください!!


☆さて、ここからはKungsledenお役立ち情報Nikkaluokta周辺版です☆
(Nikkaluokta ホテル情報)
自炊場、シャワー室あり
!!注!!キャンプスペースに対し自炊場が小さいので混んでます。
!!注!!シャワー室の利用はホテルの受付で手続きが必要です。

ホテルの詳細はこちら へ(STF系列ではないようです)

(NikkaluoktaからKirunaへの交通)
NikkaluoktaからKirunaまでバス(Route92)で1時間20分
バスの時刻表はこちらのサイトで検索できます。
  (半角英数で92と最初の空欄に入力して、Coming (13/6 - 20/9) をチェック 

最後に。
Kungsledenへの挑戦をたくらんでおられる方で情報集めに苦労されている方、
もしいらしましたら2014年の情報がベースにはなりますが、なんでも聞いてくださいませ!



↓ランキング参加中!応援お願いします!

image

You Might Also Like

5 コメント

  1. maluさん、ヒゲメガネさん、はじめまして。
    アビスコ国立公園、ウルトラライトの検索でこちらのブログに来ました。
    Kungsleden記事、すべて見させて頂きました。 どのweb-siteよりも行程や雰囲気が分かりやすく、とても参考になりました。
    ヒゲメガネさんの動画、とっても素敵です! ますます私も行ってみたくなりました♪
    季節の良い時期が本当に短いラップランド、今年の夏は準備不足で無理なので来年行けたらなぁと思っています。
    荷物の軽量化、本当に難しいですよね。お財布の軽量化は簡単なのに(笑)
    装備のPDFリスト、こちらも凄く参考になりました!
    またお邪魔させて頂きます。

    返信削除
    返信
    1. KIKIさん、コメントありがとうございます。とっても嬉しいです。
      返信が遅くなり申し訳ございません。
      Kungsledenは景色も綺麗&道も整備されているのでおススメです!
      動画もほめていただきありがとうございます。横でヒゲメガネが大変喜んでおります。
      我が家も荷物の軽量化をすると、一緒にお財布の中身まで軽量化されます(笑)
      もしKungsledenで何かお役にたてることがあればご連絡ください。
      分かる範囲でお伝えさせていただきます!
      今度、私もKIKIさんのブログにお邪魔させて頂きたいと思います。
      よろしくお願いします。

      削除
  2. こんにちは!
    私も今月末にKungsledenを歩こうと思っているので、交通機関、ルート、装備など参考になりました。
    写真やデザインが可愛くて素敵です❁
    質問があるのですが、帰りの電車は予約していきましたか?行程が長いので予定通り下山できないとと思うので、当日に電車に乗ることは可能ですか?教えていただいたけるとありがたいです。

    返信削除
    返信
    1. Meiさんコメントありがとうございます。
      今月末にKungsledenに行かれるのですね。
      ラップランドの大自然の中のトレイルは最高ですよ~!楽しんでくださいませ♪
      ブログもお役にたてて良かったです。そして、褒めていただきありがとうございます。

      さて、ご質問の内容についてです。
      我々はキルナ-ストックホルム中央駅の帰りの夜行列車を一応確保だけはして出発しました。
      しかし、体調不良もあり途中日程やルートを大幅に変更したため、
      予定より5日前にニッカルオクタ入りすることになりました。
      そのままテント泊で粘ってもよかったのですが、体調を優先し翌日の寝台列車をスマートフォンで予約しました。
      基本的に取得方法はKungsleden#5に書いた通りですが、home printout e-ticketではなくMobile phone ticketsを選択します。確実に国際電話番号を入力してください。
      すると、SJからQRコード付きの電子チケットがSMSで送られてきます。
      あとは列車内で送られてきたSMS見せればOKでした。

      ちなみに寝台車は予約でいっぱいでしたので、帰りもリクライニングしない椅子でした。
      また、事前に確保していたチケットは予約変更不可の格安チケットでしたので、再度取り直しています。
      チケット購入時に予約変更可や返金可といったチケットも選択できますので、そちらを選ばれておけば2度買うよりは安く済むと思います。
      ただし、変更、返金のシステムは未経験ですのでやり方はお答えできませんのであしからずw

      重要な点は
      ①とにかく最後までスマホの電池および充電池を残しておくこと
      ②こまったら人に聞くこと
      でしょうか??

      また、残念ながら駅窓口でのチケット購入・変更はできません。
      なぜならAbisko Tourist、Kirunaはともに無人駅だからです。
      自動券売機もしくはインターネットでの購入が基本になると思われます。
      私はKirunaには自動券売機があったことは記憶しております。
      ただAbisko Touristにはあったかわかりませんし、使用したことがないのでなんともいえません。

      日程に十分な余裕があればだいたいなんとかなると思います。
      最悪スマホ電池切れてしまっても、
      ニッカルオクタやアビスコのホテルで充電できますし、宿泊すればパソコンつかわせてもらえると思います。
      ちなみに変換プラグはC型で大丈夫でした。

      ではよいトレイルを~!

      削除
    2. MALUさん
      返信ありがとうございます。
      丁寧に教えていただきありがとうございました!
      なかなか情報がないので助かりました。
      スマホが命ですね^^笑
      楽しんできます!
      今後もMALUさんのブログの更新楽しみにしています*

      削除